小学校 図工(過去問題)


【1】次の各問いに答えよ。

(1)色の明るさの度合いのことを明度、鮮やかさの度合いのことを彩度というが、色味のことを何というか、答えよ。

(2)シアン(緑みの青)、マゼンタ(赤紫)、イエロー(黄)は、色(色料)の何というか、答えよ。

(3)絵具を付けたブラシを金網の上からこすり、色を紙に飛ばして塗る技法を何というか、答えよ。

(4)パレットには、狭く仕切られた部分と広く仕切られた部分がある。広く仕切られた部分の使用法を説明せよ。

(5)筆入れ(水入れ)は、複数に区切られたものが望ましいが、その理由を説明せよ。

[平成21年度 鹿児島県教員採用試験実施問題]


【2】焼き物(陶器)の製作について、次の各問いに答えよ。

(1)成形の前に粘土をよく練る理由を次から2つ選び、記号で答えよ。
 (ア)質を均一にするため。
 (イ)適度な水分をもたせるため。
 (ウ)粘土同士を付きやすくするため。
 (エ)顔料を付きやすくするため。
 (オ)空気を抜くため。

(2)次は焼き物の基本的な制作過程を示したものである。(  )にあてはまる語句を答えよ。

デザイン  →  土練り  →  成形  →  (  )  →  素焼き  →  下絵付け
  →  施釉(うわぐすりをつけること)  →  本焼き

(3)素焼きと本焼きの窯の温度は、それぞれ何度ぐらいが適切か。次からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。

(ア)100〜300℃       (イ)600〜800℃        (ウ)1100〜1300℃
(エ)1600〜1800℃      (オ)2100〜2300℃
[平成21年度 佐賀県教員採用試験実施問題]





<2009/1/9アップ分>
【1】次の各問いに答えよ。

(1)低学年でよく使用する描画材で、顔料をろうや油で棒状に練り固めたものを何というか。

(2)多めの水で溶いた絵の具を画用紙に垂らし、ストローで息を吹きかけて模様を作る技法を何というか。

(3)両手ではさみ、下向きに力を入れながら手をこすり合わせるようにして回転させ、板に小さな穴を開ける道具を何というか。

(4)第6学年の風景写生で、色が濁り困っている児童がいた。色が濁らない方法としてどのようなアドバイスがあるか、答えよ。

[平成20年度 愛媛県教員採用試験実施問題]


【2】木版画に関する、次の各問いに答えよ。

(1)彫刻刀の種類を4つ答えよ。

(2)刷りを行う際に、藩の位置がずれないようにするためにその位置をフェルトペンなどで書き込んでおくと良い。そのときに用いる刷り紙と同じ大きさの紙を何というか、答えよ。

(3)江戸時代に流行した浮世絵作品の収集家でもあり、自宅の庭に池のある日本風の庭園をつくり、睡蓮の池の絵を数多く描いた西洋の画家は誰か、答えよ。

[平成21年度 長崎県教員採用試験実施問題]





<2008/4/18アップ分>
【1】次の各問いに答えよ。

(1)色の色みのことを色相、明るさの度合いのことを明度というが、鮮やかさの度合いのことを何というか。

(2)水彩絵の具で、異なった色を混ぜ合わせて使うことを何というか。

(3)幅のある筆先の特徴を活かし、面状に塗ったり、面を塗り広げたりするのに使用する筆を何というか。

(4)クレヨンやパスで線描した上に多めの水で溶いた水彩絵の具を塗ったとき、絵の具がはじかれる。その効果を活かした表現方法を何というか。

(5)縦びきのこぎりと横びきのこぎりの刃を、一つののこぎりにしたもので、板の目によって使い分けるのこぎりを何というか。

(6)半円の溝状に彫れる彫刻刀を何というか。

(7)紙版画の刷りの段階で、紙版の重なりに問題はないにもかかわらず、全体が一色の平面的な図柄に刷れて、紙版のもつ重なりや微妙な明暗の変化が出にくい場合の主な原因は何か、説明せよ。

[平成20年度 鹿児島県教員採用試験実施問題]


【2】小学校高学年で表現活動に取り組ませる授業において、「針金」を材料とした場合、安全を確保するためにどのような配慮が必要とされるか。簡潔に2つ述べよ。

[平成20年度 山口県教員採用試験実施問題]





<2007/8/3アップ分>
【1】次の作家の説明として最も適当なものをそれぞれ一つずつ選び、記号で答えよ。

(1)ミレー
(2)ロダン
(3)レオナルド・ダ・ヴィンチ
(4)東洲斎写楽
(5)雪舟

(ア) わずかな間に多くの役者絵を描いた浮世絵師として有名である。
(イ) 「近代彫刻の父」と称される彫刻家として有名である。
(ウ) 大地とともに生きる農民の姿をテーマに作品を描いた画家として有名である。
(エ) 遠近法を用いた絵画や科学技術など、幅広い分野に秀でた人物として有名である。
(オ) 日本の水墨画を大成させた人物として有名である。
[平成19年度 山口県教員採用試験実施問題]


【2】次の各文は、小学校の「図画工作の指導」に関する事項について述べたものである。内容として不適切な箇所が含まれるものを一つ選び、記号で答えよ。

(ア)「絵に表す」学習で、想像画の種類には大きく分けて、既成の文学作品、民話・伝説に基づく物語絵と教師が学習のねらいをもとに創作する創作の絵などの「お話の絵」と、未来の都市、心の宇宙など、空想イメージを働かせて描く「空想の絵」などがある。

(イ)「絵に表す」学習で、描画表現においては、その表現方法として、ドローイングとペインティングに分けることができる。ドローイングとは、水彩絵の具を水で薄めに溶き、画面にたらして、偶然できる形を生かしながら描くことを指し、ペインティングとは、クレヨンやパス類によって、線表現を主体にした表現のことを指している。

(ウ)「立体に表す」学習で、粘土の塊を手でひねって形をつくり出していく方法を「手びねり」と呼び、茶わん、灰皿、ペン皿のような小さなものをつくるのに適している。紙の上に練り土を置き、中心を指で押さえながら、台紙ごと回してつまみ上げてつくる。最初は厚く大体の形をつくり、ふちの方から薄く延ばしていく。

(エ)「立体に表す」学習で、ひも状にした粘土を順次巻きあげていく方法を「ひもづくり」といい、ひもを輪にして積み重ねていく方法を「輪積み」という。これらの方法は、花びんや、少し大きめの茶わんなどをつくるのに適しており、ひも状にしたより土を指で軽く押さえて密着させ、表面は、最後にヘラなどを使って平滑に仕上げる。

(オ)「立体に表す」学習で、粘土で適当な厚さの板をタタラ板を使ってつくり、ドベ(土のり)で接合して組立てる方法を「板づくり」(タタラづくり)という。この方法では、びんやカンの周囲に紙を巻き、それに軟らかい粘土板を巻くことで、円柱状の形をつくることができる。

[平成19年度 岐阜県教員採用試験実施問題]





<2007/2/16アップ分>
【1】次の各文は、「小学校学習指導要領 図画工作」の各学年の目標及び内容から第1学年及び第2学年の一部を抜粋したものである。それぞれの(  )にあてはまる語句の組み合わせをあとから一つ選び、記号で答えよ。

(1)身近な( A )や人工の材料の形や色などに関心をもち、体全体の感覚を働かせて、思い付いたことを楽しく表すこと。

(2)表したいことに合わせて、粘土、厚紙、( B )、パス、はさみ、のり、簡単な小刀類などの身近な材料や扱いやすい用具を手を働かせて使い、絵や立体に表したり、つくりたいものをつくったりすること。

(3)身近な材料に触れ、その感じについて話したり、( C )の作品の表したかった気持ちを聞いたりするなどして楽しく見ること。

A B C
(ア) 風景 水彩絵の具
(イ) 自然物 クレヨン 友人
(ウ) 生物 クレヨン 作家
(エ) 自然物 チョーク 作家
(オ) 風景 チョーク 友人
(カ) 生物 水彩絵の具
[平成19年度 愛知県教員採用試験実施問題]


【2】15世紀の西洋の文化について、次の各文の(  )にあてはまる語句をあとから選び、記号で答えよ。

(1)中世は( A )が人々の生活を厳しくしばっていたが、( B )が発達し、人々の動きが活発になるにつれて、自由で人間らしい生き方が求められるようになり、文化の面で大きな転機が訪れた。

(ア) 化学 (イ) 教会 (ウ) 軍部 (エ) 商工業 (オ) 商人

(2)15世紀( A )の芸術家たちはしだいに自我にめざめ、自然や人間を科学的にみるようになった。彼らによって、奥行きを表す( B )や、( C )による立体感の表現、均整のとれた人体美の表現など、のちに長く手本とされている表現が完成された。

(ア) イタリア (イ) ギリシャ (ウ) 視角法 (エ) 透視図法 (オ) 表現主義 (カ) フランス (キ) 明暗

(3)15世紀の芸術家たちが理想としたのは、古代( A )やローマなどで栄えた、人間中心の文化であり、それを再生させたということで、この時代は( B )=和名( C )と呼ばれることになった。

(ア) イスラム (イ) イタリア (ウ) ギリシャ (エ) 文芸時代 (オ) 文芸復興 (カ) ルネサンス (キ) ロマネスク

[平成18年度 神戸市教員採用試験実施問題]