小学校 生活(過去問題)


【1】生活科の内容(1)「学校と生活」の学習を進めるに当たって適切でないものを次から一つ選び、記号で答えよ。

 (ア)学校にはみんなで気持ちよく安全に生活するためのきまりやマナーがあることに気付かせるようにする。
 (イ)学校の施設の様子や人々のことがわかるだけでなく、楽しく安心して遊びや生活ができるようにする。
 (ウ)学校の施設や人々と繰り返し関わることができるようにし、登下校については学級活動で扱う。
 (エ)児童が常に学校での自分の生活をより良くしていこうとする意識を持ち続けられるよう工夫する。

[平成21年度 埼玉県教員採用試験実施問題]


【2】生活科において、児童が身近にあるものを使って遊びを楽しむ「あそびランド」をいう単元の学習を計画している。次の各問いに答えよ。

(1)指導としてふさわしくないものを次から二つ選び、記号で答えよ。

(ア)児童の意欲や主体性を引き出すために、環境構成を工夫する。
(イ)遊びの種類や場所、時間については教師が決めた上で児童に計画させる。
(ウ)活動の振り返りの場面をどうすればよいか、児童とともに話し合う。
(エ)アイデアや意見の交流は、互いにまねをするようになるのでしない。

(2)ペットボトルをピンに見立て、ボールを使ってピンを倒すボウリングコーナーをつくっているグループがある。教室内で安全に遊ぶという観点から児童に気付かせたいことは何か。「人に向かってボールを投げない」「客は列になって並ぶ」といったルール以外に簡潔に答えよ。

[平成21年度 岡山県教員採用試験実施問題]





<2009/4/3アップ分>
【1】第1学年「あきとあそぼう」(10月〜11月 全22時間)の学習を次のように計画した。これをもとにしてあとの各問いに答えよ。
<単元のねらい>
 ・身近な自然に関心をもってかかわり、季節の変化に気付く。
 ・秋の自然を利用して、友達と一緒に工夫しながら遊びを楽しむ。
<単元の計画>

学習活動 時間
1.身近な生活の中から秋を探す。 2
2.公園へ出かけ、秋を探したり遊んだりする。 8
3.秋の自然を利用して、いろいろなものをつくって遊ぶ。 6
4.自分たちでつくった遊びを幼稚園の友達と一緒に楽しむ。 4
5.秋の遊びを振り返る。 2

(1)学習活動1において、ある児童が木の葉の色が変わったことに気付いた。秋になると葉が黄色に色付くものを次から三つ選び、記号で答えよ。

(ア)クスノキ    (イ)イタヤカエデ (ウ)クロマツ (エ)サザンカ (オ)イチョウ
(カ)キンモクセイ (キ)ヤマモモ   (ク)カツラ   (ケ)スギ

(2)学習活動2、3において、落ち葉を使った予想される遊びを三つ答えよ。

(3)学習活動4のねらいは何か。異なる視点から簡潔に二つ答えよ。

(4)学習活動5において、知的な気付きや自分自身への気付きを自覚させるために、どのような学習活動を行うか、具体的に答えよ。

[平成21年度 愛媛県教員採用試験実施問題]


【2】第1学年の生活科で、アサガオの栽培活動を行う。この単元は、活動が長期にわたるため、途中で児童が飽きてしまうことがある。
 種をまいて1ヶ月が経過し、水やりをたびたび忘れてしまう児童が何人か出てきた。児童の取組を継続させていくように、どのような支援をしていくか。自分が行う具体的な支援を、その意図も含めて述べよ。

[平成20年度 宮崎県教員採用試験実施問題]





<2008/8/1アップ分>
【1】次の各文は、小学校学習指導要領解説「生活編」(平成11年文部省)の第5章 生活科の学習指導  第2節 生活科の学習指導の要点に示されている生活科の学習指導を効果的に進めるための5つの要点について述べたものである。適切なものを○、適切でないものを×としたとき、正しい組合せのものをあとから一つ選び、記号で答えよ。

(1)生活科の学習にあっては、児童の活動への思いや願いをはぐくみ、意欲や主体性を高めるようにすることが重要である。
(2)児童が人、社会、自然とかかわる方法については、直接かかわることに伴う事態の複雑さを考慮して、教師を選んだり、決定したりしていく必要がある。
(3)児童が対象に寄せる情緒的なかかわりとともに、児童がする知的な気付きを見落とさないようにし、それらのもつ意義や価値を明確にしていくことが重要である。
(4)児童が示す多様性については、それを生かすようにし、それに応える方策を工夫して、児童の学びをより豊かにしていくことが重要である。
(5)生活科の学習が児童の日常生活と一層緊密に結び付くとともに、児童の学びを広げて豊かにしていく一層の工夫も必要である。

(1) (2) (3) (4) (5)
×
× × ×
× ×
× × ×
× × ×
[平成20年度 福岡県教員採用試験実施問題]


【2】次の各文は、生活科の評価について述べたものである。内容として適切でないものを一つ選び、記号で答えよ。

(ア)生活科においては、児童のよさや進歩の状況を的確に見取り、指導に生かしていくために、多様な評価方法を用いる。
(イ)「評価の視点(見取りの視点)」は、小単元の評価基準に即して複数設けるようにし、児童の活動を多面的に捉える。
(ウ)生活科の評価の観点は、「生活への関心・意欲・態度」「活動や体験についての思考・判断」「生活についての技能・表現」「身近な環境についての知識・理解」の4つである。
(エ)具体的な活動や体験を基本とする生活科の学習においては、行動観察が欠かせないが、見取りにくいときには児童との対話を通して見取っていく。

[平成20年度 埼玉県教員採用試験実施問題]





<2007/10/26アップ分>
【1】第2学年「町たんけんにいこう」(10〜11月 全24時間)の学習を次のように計画した。あとの各問いに答えよ。

<単元のねらい>
自分たちの住む町の自然、人、場所などに関心をもって探検を楽しんだり、そこで見つけたことを伝え合ったりする中で、町への親しみをもつ。

<単元の計画>

学習活動 時間
町探検の計画を立てる 2
町探検する。
 A. 探検に行く。
 B. もう一度探検に行く。
12
町探検で見つけたことを発表し合う 10

(1)町探検に出かける前に児童に指導すべきことを、異なる視点から簡潔に二つ書け。

(2)「B.もう一度探検に行く」という活動を取り入れる意図を、簡潔に二つ書け。

(3)発表の準備の場面で、内容がまとまらず困っているグループがある。教師としてこのグループにどのように支援するか、簡潔に書け。

[平成19年度 愛媛県教員採用試験実施問題]


【2】次の各文は、小学校学習指導要領「生活」における指導計画の作成と各学年にわたる内容の取り扱いについて述べたものである。文中の(  )にあてはまる語句を答えよ。

(1)地域の人々、社会及び自然を生かすとともに、それらを(  )に扱うように学習活動を工夫すること。

(2)自分と地域の人々、社会及び自然とのかかわりが具体的に把握できるような学習活動を行うこととし、校外での活動を積極的に取り入れること。なお、必要に応じて手紙や電話などを用いて(  )活動についても工夫すること。

(3)具体的な活動や体験を行うに当たっては、身近な幼児や高齢者、障害のある児童生徒など(  )人々と触れ合うことができるようにすること。

(4)生活上必要な習慣や技能の指導については、人、社会、自然及び(  )にかかわる学習活動の展開に即して行うようにすること。

[平成19年度 大分県教員採用試験実施問題]





<2007/4/6アップ分>
【1】次は「小学校学習指導要領生活科」の目標及び評価の観点である。文中の(ア)〜(オ)にあてはまる語句を答えよ。

(1)生活科の目標

 具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、( ア )とのかかわりに関心をもち、自分自身や( イ )について考えさせるとともに、その過程において生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ、( ウ )を養う。

(2)生活科の評価の観点

○生活への関心・意欲・態度
○活動や体験についての( エ )・表現
○身近な環境や自分についての( オ )

[平成19年度 宮崎県教員採用試験実施問題]


【2】次の文は、「小学校学習指導要領解説生活編 第5章生活科の学習指導 第1節生活科の学習の特質」に示されている5つの学習の特質について述べたものである。文中の( A )〜( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせのものをあとから一つ選び、記号で答えよ。

 第1の特質は、児童の身近な生活圏を( A )や体験の場や対象にするということである。
 第2の特質は、人、社会、自然を( B )に扱うという点にある。
 第3の特質は、児童が自らの思いや願いを実現していく( C )を重視することである。
 第4の特質は、身近な人々、社会及び自然についての( D )とともに、そうした(D)をする自分自身の成長にも気付くことができるようになることを重視していることである。
 第5の特質は、( E )必要な習慣や技能を身に付けることを求めていることである。

(A) (B) (C) (D) (E)
(ア) 学習 日常的 活動 問い 生活上
(イ) 遊び 一体的 過程 気付き 社会上
(ウ) 学習 関連的 活動 問い 社会上
(エ) 活動 一体的 過程 気付き 生活上
(オ) 活動 関連的 過程 問い 社会上
[平成19年度 福岡県教員採用試験実施問題]